まず、ペット保険を選ぶにあたって、飼っている犬種を扱っているかチェックする必要があります。自身のペットが加入対象であること前提で、補償割合や、支払限度額・支払限度回数などの条件を見て比較して行くのが良いと思います。
目次
5つのチェックポイント
- メインの補償内容
- 新規加入年齢
- 保証割合
- 保険金の保証タイプ(窓口割引型・立替請求型)
- 特約補償がついているか
1.メインの補償内容について
通院補償 | 病気やケガで通院したときに所定の保険金を給付 |
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入院補償 | 病気やケガで入院したときに所定の保険金を給付 |
手術補償 | 病気やケガで手術したときに所定の保険金を給付 |
メイン補償には上記3つがあり、加入しようとしている保険がどのタイプなのかを把握しておくのはとても重要です。中には補償対象が「手術補償」のみのプランもありますので、自身がどこまでの補償を望むのか、保険料は無理なく支払っていける金額か、などしっかり確認してから加入しましょう。
2.新規加入年齢
ペット保険では商品ごとに新規に契約できるペットの年齢の範囲も決まっています。愛犬の場合10歳程度が上限となっており、それ以上高齢になると加入できません。また、月々の掛け金も高齢になるほど増加する傾向がありますので、加入するなら愛犬を迎えた直後が良いと思います。
3.補償割合
これは「かかった診療費の何%が補償されるのか」です。商品のプランごとに割合が設定されていて、「100%」、「90%」、「80%」、「70%」、「50%」などがあり、保険会社によっても設定割合が違う場合があります。
4.保険金の補償タイプ(窓口割引型・立替請求型)
補償タイプには「窓口割引型」と「立替請求型」の2つがあります。
窓口割引型 | 動物病院の窓口で、保険による給付分を差し引いて自己負担分だけ支払う。 保険加入を証明するカードなどを提示することで、その場で精算が完了するので手軽。 |
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立替請求型 | 動物病院で治療費の全額を支払い、後日、保険会社に保険金を請求する。 多くのペット保険はこのタイプ。請求忘れに注意。 |
「窓口割引型」は料金が発生したその場で清算が完了するので、手軽さがメリットですね。
5.特約補償がついているか
保険商品の中にはメインの補償とは別に、「特約」言われる補償がセットになっているものもあり、以下のようなものがあります。ご自身の愛犬にあった方が良いと思うものがあれば、考慮しましょう。(※「〇〇特約」と表記がない商品もあるので、補償内容を細かいところまで見ましょう)
ガン手術保険金特約 | ガンで手術を受けたときに、通常の手術給付金に上乗せして所定の保険金が支払われる。 |
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高度後遺障害保険金特約 (ペット用車イス費用特約) | 障害によってペット用車椅子などの補助器具を購入したときに所定の保険金が支払われる。 |
葬祭保険金特約 (セレモニー費用特約、火葬費用特約) | 死亡して火葬や埋葬をしたり、供養のための仏具を購入したときに所定の保険金が支払われる。 |
診断書費用保険金特約 | 保険金を請求するために診断書を作成する費用がかかったときに所定の保険金が支払われる。 |
ペット賠償責任特約 | 他人や物に損害を与えるなど、法律上の賠償責任が生じたときに所定の保険金が支払われる。 |
(参考:ペット保険の選び方 | 保険の比較 (rakuten.co.jp))
後悔していること
私は現在、9歳になるシーズーと家族とともに暮らしています。ペット保険には加入していない状態です。飼い始めた時の私はペット保険について不勉強で、ペット保険に加入するという選択肢は持てなかったのです。
8歳の時に「僧帽弁閉鎖不全症」と診断されました。それからは毎日の投薬で元気に散歩に行けるようにはなっていますが、いつまで今の元気な状態が続いてくれるのかとても不安です。月々のお薬(ds ピモハート)代が7000円程です。手術という選択肢もありますが、何十万という手術費用に加え、愛犬に怖い思いをさせるのは嫌なので、今は様子を見ている状態です。
昨年12月(2021年12月)には、日曜の夜中にお尻から出血して、愛犬が不安そうに小刻みに震えているという事が起こりました。8年間一度もそんなことはなかったので、私も家族も「ただ事ではない!」とパニックになってしまいました。地方住まいのため、ペット救急車も呼べず、ネット検索で症状を調べても今の症状が何に当たるのか判断できず、ただ寄り添って夜明けを待つ事しかできませんでした。当然夜中に診療してくれる病院もありませんでした。翌朝、病院に連れていったら風邪などからくる腸炎とわかり、点滴をしてもらって本人はケロッとして帰ってきました。
このような経験をして、ペット保険に入っていない事を本当に後悔しました。ペット保険には補償とは別に「24時間獣医師に電話で相談できるサービス」がついてる商品もあり、あの時保険に入っていたら違った対応ができのたのかな、と思います。幸い軽症でしたが、もしも重症だったら…と考えると後悔してもしきれなかったかもしれません。
ですので、これから愛犬を飼われる方、まだ若い愛犬を飼っている方にはペット保険加入を強くお勧めします。