愛犬の飼い方【初心者は押さえたい6つのメリットと5つの心構え】

散歩犬のいる暮らし
愛犬画像

まず初めに、これから犬を飼うか検討中の方へ向けて、犬のいる暮らしについてメリット心構え(大変な事)、を挙げていきます。

私は現在、9歳になるシーズー犬(♂)と一緒に暮らしています。過去にも別のシーズー犬(♂)と10年暮らしていた経緯があります。そんな中で感じた感想として書いてみます。

メリット

  1. 家族が増える
  2. 癒しをたくさんくれる→心の余裕ができる
  3. 運動不足解消につながる(散歩)
  4. 人の気持ちを理解するのに役立つ
  5. 自分だけでなく、家族の事も癒してくれる
  6. 生命の尊さを教えてくれる

家族が増える

これについては文字通りで、ペットとして飼ってるというより家族が1人増え、友達が1人増えたような感覚でした。うちの場合はゲージを使わないで育てたので、トイレと階段の昇り降りを覚えた後はワンコ本人の気の向くままに暮らしてます。朝起きて階段を降りると尻尾を振っておはよう!と言ってくれますし、仕事から帰って来れば、尻尾を振りながら華麗なダンスも披露してくれます。リビングで筋トレをして息を切らしていると、「大丈夫か?」とでも言ってるかのように私に手を乗せてきました(笑)

癒しをたくさんくれる→心の余裕ができる

このように普段の生活に犬が加わる事で、毎日愛くるしい姿で癒してくれます。

仕事で疲れて帰ってきたときや何か悩み事がある時でも、いつも家には犬がいてくれますので、散歩にいったり餌をあげたりと愛犬との時間を過ごす事で、いつの間にか気持ちが楽になっている事もよくあります。

運動不足解消につながる(散歩)

散歩

散歩(ウォーキング)はその行為自体が健康やダイエットのためのエクササイズとして認知されていると思いますが、散歩は愛犬にとっても至高のひと時です。この時間をともに過ごす事によって、運動不足解消・気分転換や散歩をしている方との交流など私たちの暮らしに彩りを加えてくれます。

人の気持ちを理解するのに役立つ

犬は言葉を話せませんので、今愛犬が何を思っているのか?何を伝えたいのか?を知るには仕草や目を見ながら、ルーティーンを考えながら想像することになります。長く暮らせば、「お腹がすいたのかな」「遊んで欲しいのかな」「散歩にいきたいのかな」などパターンは限られてきますが、これはあくまでこちらが「そうかな」と想像した事ですので、本当のところは本人が話してくれないとわからない事です。こちらが出した回答に対する愛犬の反応で正解だったのかどうか、予測はできますが真実はわからないです。そんな時私たちは愛犬が「どこを見ながら吠えているか」「どんな目をしているか」「尻尾は立っているか」など様々な情報を元に気持ち・欲求を類推します。

この事は人対犬(動物)でなくとも、役立つスキルになるのでは思っています。人対人でも、「相手が何を考えているかわからない」という事はよくあるはずです。人は言葉をもっていますが、心の中の事をすべて言葉にする人は少ないでしょう。愛犬との生活によって、私たちの普段の対人関係改善にも活きてくるのではないでしょうか。

自分だけでなく、家族の事も癒してくれる

癒し

上記の内容は、もちろん私だけに対してしてくれるわけでありません。家族に対しても、懐き方の程度の差こそありますが、違った形で癒してくれています。つまり、家族の心の健康にとっても一役買ってるわけですね。愛犬がいてくれるおかげで、家族団欒の会話にも華を添えてくれます。

生命の尊さを教えてくれる

このように愛犬は本当にピュアで尊い存在です。しかし、残念ながら愛犬の寿命は長くありません。2017年度の犬の平均寿命は14.0歳との事です。

(※参考犬の平均寿命は何歳?寿命の長い種類、短い種類は?ギネス記録は? | 犬との暮らし大百科 (anicom-sompo.co.jp)

飼い主よりも早く亡くなってしまう事が多いため、後述しますが、共に過ごした時間が長いほど、愛犬への思い入れが強いほど、亡くなった時の悲しみは大きいです。

一方で、残された飼い主には「生命の尊さ」を教えてくれる存在でもあるのではないでしょうか。小さなお子様がいらっしゃる家庭では、教育のためにも愛犬を飼う選択をすることもあるようです。

心構え(大変な事)

  1. 毎日の散歩
  2. 無駄吠え
  3. 排泄物の処理
  4. 飼う前から看取る覚悟が必要
  5. 経済的負担

次に愛犬を飼う上で大変な事を挙げていきます。愛犬に対してデメリットという表現にはしたくなかったので、「大変な事」としました。また、次から挙げる項目に不安がある場合は愛犬を飼うのは好ましくないと考えています。

毎日の散歩

犬は散歩が大好きです。散歩に行く前のテンションの高さはすごいです。犬は元来、群れで狩猟をしていた種族との事で、外に出て獲物のニオイを嗅ぎ、ライバルの足取りを探るなど、本能的に外にでたいようでこれが愛犬のストレス発散になるそうです。もちろん、健康上の理由からも運動不足はよくないので、愛犬を飼う上では食べ物と同等ぐらいの必須事項と言えると思います。単にリードに繋いで一緒に歩けばいいいう訳ではなく、愛犬にとって散歩は仲間と一緒に狩りにでてる感覚に近いそうで、飼い主さんがスマホをいじってたり心ここに在らずだと愛犬のテンションも下がってしまうそうです。

頻度としては、大型犬で一日2回、小型犬が1~2回が目安で1回20~30分程度が良いそうです。

これを「大変な事」に挙げたのは、毎日だからですね。中には「仕事で疲れて…」「友人と喧嘩して…」など行くのが億劫な日もあります。しかし、雨や雪など悪天候の日は行けないので、その分晴れた日は必ず行きたいところです。

(※参考犬の理想的な散歩の回数は? 小型犬でも毎日の散歩が理想|ANA Travel & Life

無駄吠え

うちの場合ですと、夜中に急に吠えだす、インターホンが鳴ると激しく吠えます。夜中に起こされるのは大変ですし、インターホンが鳴ると玄関まで猛ダッシュして激しく吠えるのでお客様をびっくりさせてしまいます(番犬化)。以下のサイトによりますと、犬にとって「無駄吠え」とはなく、何かに反応して吠えているので、それをもしやめさせようと躾けるならその根本原因を探って対策する必要があるとの事です。

うちの例ですと、夜中に吠える時は「お腹が空いた」「喉が渇いた(水ちょうだい)」なので、対策は寝る前に食べて・飲んでもらう、ですかね。「インターホンが鳴ると吠える」についてはうちでは対策してませんが、やるとするならその状況に慣れてもらう事だそうです。

(※参考犬の無駄吠えの理由とは?やめさせる方法を行動診療科獣医が解説 | ペット保険の「PS保険」少額短期保険ペットメディカルサポート株式会社 (pshoken.co.jp)

排泄物の処理

これについては人間同様、生理現象ですので決まった場所を覚えるように訓練して、いつも同じ場所でしてもらえば問題ないですね。後片付けが遅くなってしまうと、衛生上問題がありますのでなるべく早く片付けましょう。

飼う前から看取る覚悟が必要

これに関してはあるTV番組で動物保護施設の方が仰っていた文言です。TVで聞いた時、とても感銘を受けた言葉でした。本当にその通りだと思います。上述のように一代目のシーズーは10歳という若さで亡くなってしまいましたが、10年という月日を当たり前のように過ごしていたので、病気が発覚した時はとても複雑な心境でした。心のどこかでいつかこんな日が来るとわかっていなががらも、当たり前の日常がずっと続くような錯覚ってありませんか。当たり前こそ、有難いんですよね。でも、失ってみないと気づけない。そんな事を実感させられました。ただ、10歳という若さで亡くしましたが、家族みんなに愛されてて、溢れる涙と一緒に最期に愛犬にかけた言葉は「いままで、ありがとう…ただ、ただ、ありがとう」でした。愛犬にとっては幸せな人生だったんじゃないかと思っています。「死」は全ての生物に例外なく訪れるものですが、自分の人生もそんな終わり方だったら幸せだなと感じました。

経済的負担

愛犬を飼育するのにかかる費用は年間で20~40万円ほどというデータがあります。これに関しては元となる統計データによりばらつきがありますし、大型犬ではさらに費用がかかるかもしれません。生涯費用は仮に平均寿命の14年とすると、280~560万円ほどとなります。

決して安くない金額だと思いますが「家族」が1人増えるわけなので、これから愛犬を検討される方はこの点も十分に考えてから決断する必要があります。費用の内訳は次のようになります。

  1. 食費
  2. 医療費(予防接種・健康診断など含む※狂犬病予防接種は義務
  3. 初期登録料(1回のみ・義務
  4. 消耗品費(トイレシート、おもちゃなど)
  5. 医療保険料(任意)
  6. 家財修繕費(どこか破損した場合)
  7. トリミング代(毛が伸びる犬種)
  8. 避妊・去勢手術費

などです。

以下、引用です。

毎年必要になる費用内訳(目安

内容費用備考
ドライフード15,000~60,000円フードの種類、
犬の大きさによって大きく異なる
おやつ12,000〜24,000円おやつの種類や量によって異なる
(月1,000~2,000円)
おもちゃ10,000〜30,000円誕生日プレゼントや好み、
強度によって異なる
その他
(ペットシーツなど消耗品と生活用品の交換)
20,000〜50,000円犬の大きさや消耗品の種類によって異なる
狂犬病予防注射約3,500円注射済票交付料を含む
各種感染症混合ワクチン約8,000円*8種混合ワクチンの場合
健康診断5,000〜20,000円検診(検査)内容によって大きく異なる
ノミ・ダニ予防薬8,000〜12,000円地域による投薬期間(通常5月から12月)、
薬の種類によって異なる
フィラリア予防薬5,000〜20,000円投薬期間、犬の大きさ、
薬の種類によって大きく異なる
合計86,500~227,500円
引用元:犬と暮らすためにはいくら必要? – ペット用品の通販サイト ペピイ(PEPPY) (peppynet.com)

まとめ

このように、愛犬を新たに迎えるという事はかけがえのない生命を受け入れるという事なので、注意すべき内容も多くあります。共に暮らしていくにあたって大変な事もありますが、愛犬の存在はあなたの人生を変えてくれるかもしれません。

これは愛犬に限らずですが、飼う前から覚悟を決めて愛情を持って育てれば、かけがえのない恩返しをしてくれると思います。

ペット保険について

ペット保険は加入するなら「愛犬が若いうちに」をお勧めします。もちろん費用は増えますが、高齢になってからや何か病気になってからでは加入できなかったり、掛け金が割り増しになるなど「先に入っておけばよかった」と後悔することもあります。

ペットには人間のような法的な健康保険がないので、かかった医療費は全額自己負担になってしまうのです。ペット保険については別記事で詳しく紹介していますが、ざっくり年額数万円程度とお考え下さい。仮にペット保険未加入の状態でも、愛犬にかかる治療費が年額数万円になってしまうケースもありますので、犬種、犬のサイズ、年齢など踏まえて検討されるとよいかと思います。

傾向として、「年齢があがるほど」「サイズが大きくなるど」、保険料も上がっていきます。

詳しくはこちら↓↓

参考:ペット保険の保険料の相場はどれくらい?選ぶポイントも徹底解説! (hoken-room.jp)

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外出中の不安はペットカメラで

1人暮らしや共働きなどで愛犬を飼いたい方にはペットカメラお勧めです。特に愛犬を迎えたばかりでまだ幼くしつけもできていないなどの場合、心配で家を空けられませんよね。幼いうちは信頼できる方に預けたり、ペットシッターを頼んだりするのがベターかと思いますが、それが難しい場合はペットカメラを設置することで外にいながらスマホなどから愛犬の様子を監視する事ができます。